東京都中央区の保育園の倍率とは?入園のために知っておくべき7つのこと

待機児童問題が社会問題として注目されていますが、日本で一番待機児童が多い自治体はどこかご存知でしょうか?

2018年のデータによると、最も待機児童が多かったのは、兵庫県の明石市の571人で、岡山県岡山市の551人、東京都世田谷区の486人と続きます。

トップ10には岡山や沖縄などの地方に混ざって、東京23区から4つの区がランクインしており、都心部の待機児童も深刻です。

今回はそんな中でも東京都中央区の保育園倍率や待機児童に関する情報をまとめました。

(掲載情報は2019年8月時点での情報です)
(参照:https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashiryohei/20180921-00097652/)

①東京都中央区の保育園の入園倍率(入園決定率)

東京都中央区の認可入園決定率(2017年度)は56.1%となっており、東京23区での保育園の入りやすさは18位です。

それに対して、東京23区の中で入園決定率が一番高いのは豊島区となっており、2017年度の入園決定率は90.8%でした。

同じ東京23区内でもばらつきがある結果と言えるでしょう。

(参照:https://www.hokatsunomikata.com/taiki_infos/6282)
(参照:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO38667090X01C18A2000000/)

②東京都中央区の待機児童数と空き状況

東京都中央区で認可保育園に通えない待機児童数は324人(2017年度)で、23区内では6番目に待機児童が多くなっています。

しかし、324人というのは市区町村が補助する認可外保育施設に通ったり、特定の園を希望していたりする隠れ待機児童を含まない数字です。

<中央区の詳細な状況>

  •  隠れ待機児童を含む合計数   :681
  •  待機児童数          :324
  •  自治体補助の認可外施設を利用 :149
  •  保護者が育児休業中      :103
  •  特定の施設のみを希望     :105

細かく見ると、認可外の施設を利用している人や、特定の施設に入園を希望している人もいるということを把握しておいた方が良いでしょう。

東京都内の各自治体の詳細な状況に関しては朝日新聞が提供している待機児童問題「見える化」プロジェクトを参考にすると分かりやすいです。

(参照:http://www.asahi.com/special/taikijido/)

③東京都中央区の保育園の入園スケジュール

中央区の認可保育園は、毎月申し込みができ、毎月入園ができる仕組みです。

入園を希望する前月に見学や申し込みをして、定員を越える応募があった場会には労働時間や健康状態など中央区が定める基準に基づき、入園選考(利用調整)が行われ入園の可否が決定します。

日程 内容
毎月1日まで 見学
毎月1日まで 申し込み
利用調整までの間 調査
20日頃まで 利用調整・結果連絡
月末まで 面接・健康診断
1日から 利用開始

なお、平成31年は3月入園を実施していません。

このような細かいスケジュールに関しては中央区の公式HPにて最新情報を入手できますので、併せて参照してください。

(参照:https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/hoiku/ninkahoiku/ninkahoikujo.files/31goannnai-1.pdf)

入園申し込みの方法

中央区の認可保育園に入園するためには、必要な書類を揃えて、平日の午前8時 30 分~午後5時の間に下記いづれかの施設に提出する必要があります。

<必要書類の提出先>

■中央区役所6階子育て支援課保育入園係
■中央区保健所
■区内認可保育所・認定こども園
■日本橋・月島特別出張所
■日本橋・月島保健センター

中央区役所以外の提出先に関しては、必要書類を提出することしかできませんので、書類の記入や申し込み方法に関しての問い合わせは中央区役所6階子育て支援課保育入園係にするようにしましょう。

また、認可保育園の入園に際しては下記のような書類が必要になります。

必 要 書 類 必要な方
① 支給認定申請書兼保育所入所申込書 全 員
② 保育の必要性を証明する書類 全 員
③ 保育料を算定するための書類 中央区で住民税が課税されてない方
④ ご家族に関する書類 ご家族に事情のある方
⑤ お子さんに関する書類 お子さんに事情のある方
⑥ 月極延長保育申込書 月極延長保育を希望する方
⑦ 転入の予定を確認できる書類 転入予定の方
⑧ マイナンバー制度に伴う確認書類 全 員

全ての書類が必要になるわけではありませんが、書類の内容によって入園の可否や保育料が決まりますので、しっかり確認して提出するようにしましょう。

(参照:https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/hoiku/ninkahoiku/ninkahoikujo.files/31goannnai-1.pdf)

結果発表に関して

中央区の保育園入園に関する結果の通知は電話または書面にて行われます。

入園に内定した場合は電話で内定した園および利用前の面接・健康診断について連絡があります。

また、入園が保留となった場合には申込書に記載された利用希望月に対して保留通知書が発行されます。

加えて、面接・健康診断の結果、集団保育になじまない状況が確認できた場合、内定取消になることがあるので注意しましょう。

中央区へ引越し(転入)する場合の注意点

中央区外から引っ越し(転入)する場合には、入園の申し込みの段階で転入予定を確認できる書類を提出する必要があります。

<転入予定を確認できる書類>

■不動産の売買(賃貸借)契約書の写し

■不動産の契約申込書と敷金などの領収書の写し

■中央区への転入誓約書(証明欄に証明を受けたもの)

※転入予定日、転入先住所、転入者氏名が明記されていることが必要

転入届出日が申込期限より前の時は中央区に直接申し込みを行い、転入届出日が申込期限より後の時は、その時点で住んでいる自治体に申し込みを行います。

④東京都中央区の保育料と算定方法

中央区では、前年度または現年度の「区市町村民税」(区民税)をもとに、AからD29までの階層が決まり、その階層に応じて保育料は決定されます。

算定の対象となる区民税は保護者両方で、祖父母など20歳以上の方が同住所にいて、かつその方が「家計の主宰者」と判断される場合はその方の分も合わせて計算される仕組み。

世帯の状況によっては保育料の軽減が受けられる場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

世帯の状況 軽減後の保育料
2人以上の子どもが保育園に 在籍している世帯 保育園に在籍している子どもを上から 数えて、2番目の子は半額、3番目以降 の子は無料
保育料階層が D3階層以下の世帯 第2子は半額、第3子以降は無料
保育料階層がD4階層以下の ひとり親等世帯 第1子は半額、第2子以降は無料

また、保育料の軽減を受けるためには必要書類を提出する必要があります。

(参照:https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/hoiku/ninkahoiku/ninkahoikujo.files/31goannnai-1.pdf)

⑤東京都中央区の認可外保育園の特徴

認可保育園とは国が定める設置基準を満たしている保育園のこと。

国が定める施設の広さ、児童数、職員数、設備等などを満たしているので、安心感がありますし、保育料が定額であるなどの魅力があります。

それに対して、認可外保育園は国の基準は満たしていませんが、各都道府県の許可を受けて運営している保育園のこと。

認可外保育園は教育に関する自由度が高いので、受験勉強や自然教育などより特化した教育を打ち出している園もあるのが魅力と言えるでしょう。

中央区の無認可保育園の保育料

認可保育園の保育料は先ほど紹介したように、世帯の区民税の金額によって変わってきますし、軽減を受けられる場合もあります。

加えて、無認可保育園の保育料に関してもまちまちなので、認可と無認可でどれくらいの差があるのかは一概には言えません。

ですので、あくまでも目安になりますが、認可保育園の保育料が35,000~55,000円/月ほど、認可外保育園の保育料は50,000~70,000円/月ほどと言われています。

中央区で無認可保育園を選ぶ場合の注意点

無認可保育園は認定保育園のように補助金がでているわけではないので、建物が狭かったり、庭園がなかったりする場合もあります。

入園申し込みの前に自分の目で見学をした方が良いでしょう。

また、園によって教育方針がまちまちで休みが多い場合もありますので、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて保育園探しをする必要があります。

⑥東京都中央区のその他の保育制度

中央区では、認可保育園・無認可保育園の他にも保育の選択肢があります。

<その他の保育制度>

■認定こども園

■地域型保育事業

■認証保育園

待機児童の解消に向けて、都会に住む人のライフスタイルにフィットした保育制度も数多くありますので、1つ1つの特徴を把握したうえで選びましょう。

認定こども園

認定こども園とは幼児教育・保育を一体的に行う施設のことで、幼稚園と保育所の両方の良さをあわせもつ施設だと言えます。

幼稚園は3歳から就学前の幼児が利用しますが、認定こども園は0歳から就学前の幼児まで幅広い年齢の子供が利用するため幅広い年齢と交流ができるのが特徴。

また、幼児教育のプログラムが充実していたり、給食が出る園が多いのもメリットだと言えるでしょう。

中央区には京橋こども園・晴海こども園・小学館アカデミー勝どきこども園という3つの認定こども園があり、中央区で申し込みの受付をおこなっています。

地域型保育事業

地域型保育事業とは、待機児童の約9割を占める0~2歳児を対象として新たに設けられた制度。

「小規模保育事業」「家庭的保育事業」「事業所内保育事業」「居宅訪問型保育事業」の4つの種類があります。

■小規模保育事業:定員6人以上~19人以下できめ細やかな保育が特徴

■家庭的保育事業:一般の家庭で保育ママ1人に対して子供3人まで預かる制度

■事業所内保育事業:企業が主体となり近隣地域の子供も入所できる制度
■居宅訪問型保育事業:自宅に訪問し1対1の保育を提供する制度

中央区では家庭的保育事業が3つ、小規模保育事業が2つ、障害児向け居宅訪問型保育事業が2つ、待機児童向け居宅訪問型保育事業が1つあります。(2019年8月時点)

各事業の詳細な情報に関しては中央区のHPに記載がありますので参考にしてみてください。

(参照:https://sugoii.florence.or.jp/1588/)
(参照:https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/hoiku/tiikigata/index.html)

認証保育園

東京都では独自に認証保育園という制度も設けています。

認可保育園の基準は、東京のような大都市の実態とはかけ離れているため、より都民のニーズを満たす施設として導入されたのが認証保育園です。

東京都が設けている認証保育園の基準は以下の通りです。

認可保育園 認証保育園
定員・対象年齢 20名以上 認証保育園A型
0〜5歳  /  20〜150名認証保育園B型
0〜2歳 / 6〜29名
基準面積 乳児または2歳未満の幼児

乳児室 1.65m2/1人

ほふく室3.3m2/1人

 

認証保育園A型
3.3m2/1人(年度途中は2.5m2/1人まで弾力化可能)認証保育園B型
2.53.3m2/1人
保育料 区町村が徴収 各園が徴収
※料金は各園が自由に設定(上限あり)
契約 区町村に申し込み 各園と直接契約
開所時間 11時間 13時間

認定保育園は国が基準を定め、各区町村が保育料の徴収・申し込み受付までしています。

それに対して、認証保育園は、東京都が基準を設けているものの、申し込みや契約に関しては各園との直接やりとりになるのが大きな違いと言えるでしょう。

また、認証保育園は東京都が都心部で暮らす保護者に向けて設けているので開所時間が長いのも特徴の1つ。

これは2カ所以上の保育施設に通園させる2重保育を防ぐための仕組みです。

(参照:https://www.hoikushibank.com/column/post_1423)

⑦東京都中央区の保育園入園に関する相談先

中央区の保育の相談先ですが、入園手続きなどであれば、子育て支援課保育入園係(03-3546-5387)に相談するのが良いでしょう。

しかし、保育に関するどのような問い合わせなのかによって、問い合わせ先は多岐に渡ります。

<東京都の問い合わせ一覧>

認可保育所に関すること 保育計画担当:03-5320-4128
認定こども園に関すること 保育計画担当:03-5320-4250
認可外保育施設に関すること 地域保育担当:03-5320-4131
認証保育所に関すること 地域保育担当:03-5320-4131
病児・病後児保育に関すること 保育助成担当:03-5320-4129

<中央区の問い合わせ一覧>

入園手続きや空き状況に関すること 子育て支援課保育入園係:
03-3546-5387
地域型保育事業に関すること 福祉保健部子育て支援課保育入園係:
03-3546-5387
認証保育園に関すること 子育て支援課保育運営係:

03-3546-5422

認可外保育施設の確認に関すること 保育計画課計画調整係:

03-3546-5738

認可外保育施設の給付に関すること 子育て支援課保育運営係:

03-3546-5728

認可外保育施設の指導に関すること 子育て支援課保育指導係:

03-3546-5681

相談をする前に、どのような内容を相談したいのかを明確にしたうえで相談するようにしましょう。

(参照:https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/index.html)
(参照:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/joho/soshiki/syoushi/hoiku/index.html)

まとめ

中央区は東京23区での保育園の入りやすさは18位と紹介しましたが、2017年度から2018年度にかけて待機児童は減っています。

また、認証保育園・地域型保育事業・認定こども園といった新しい制度も増え都心での子育てをバックアップする体制も整ってきています。

保育の選択肢が広く、それにすればよいのか迷ってしまうかもしれませんが、問い合わせ窓口も活用しつつ最適な施設を探しましょう。

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