
マンションの部屋だけど2階がある!
それがいわゆるメゾネット。
そのタイプは様々ありますが今回ご紹介する物件は、入り口から下に階が続くタイプ。
そして最大の特徴はその2階分のスペースを「吹き抜け」にした凄く独特のデザイン。
『KDX大伝馬レジデンス』506号室◇1LDK(49.2m2)
どれだけ凄いデザインかというと、ズバリ「2007年にグッドデザイン賞」を受賞しています!
誰もが認めるそのデザインは、マンションの前に立てばすぐにわかります。
多種多様のミラーで作られたこの世の物とは思えない不思議な体験ができるエントランス。
日比谷線「小伝馬町駅」から徒歩2分という駅近でもあるこちらの物件を、写真多めで徹底的にご紹介します!
1. 2007年グッドデザイン賞受賞『KDX大伝馬レジデンス』
交通
- 日比谷線「小伝馬町駅」徒歩2分
- 日比谷線「人形町駅」徒歩7分
- 都営新宿線「馬喰横山駅」徒歩7分
構造
- 住所:東京都中央区日本橋大伝馬町3-10
- 構造:鉄筋コンクリート造
- 階建:10階建(地下1階)
- 築年月:2007年3月
- 設備:都市ガス、バス・トイレ別、エアコン、室内洗濯機置場、IH2口、給湯、追焚、浴室乾燥機、洗面所独立、洗浄機能付き暖房便座、システムキッチン、バルコニー、フローリング、エアコン2基、24時間換気システム、下駄箱、ウォークインクローゼット、モニタ付インターホン、オートロック、エレベーター、宅配ボックス
日比谷線「小伝馬町駅」徒歩2分で、住所的には「大」伝馬町になります。
この一帯では毎年、都内でも有名なお祭りである日本橋恵比寿講べったら市が行われています。
マンション前にも所狭しと出店が立ち並びます。
マンション周辺はオフィス街ですが、裏通りなので非常に落ち着いた雰囲気です。
そんな中にある「KDX大伝馬レジデンス」は外観もかなり先鋭的。
ガラスとミラーを巧みに取り入れたかなり目立つデザインとなっています。
2007年に建てられたマンションですが、その年のグッドデザイン賞を受賞しており、近所でも有名な物件です!
そんな外観はこちら。
写真で見るとそこまで大きくないマンションに見えますが、実際はかなり横にも広いです。
なぜ大きく見えないのかというと、おそらくは「窓の大きさと比較して」全体を見てしまうからだと思います。
実はこの窓は全て、メゾネットの2階部分をぶち抜きで作られた窓!
つまり、一つ一つが相当でかいんです!!
そのため写真では伝わりにくくなっているかもしれません。
正面からみて左右の端には自転車置き場があります。
こちらは左側の自転車置き場。
階段で中へ。
そこまで広くないです。
コンクリート打ちっぱなしのデザイン性のある空間。
エントランスの階段の右側も、同じように地下へ降りると駐車場になっています。
こちらの方が少し広め。
マンション真ん中の大きく空いた部分は、駐車場へと続く道。
地下ですが、明るい雰囲気です。
中から外を見たところ。
ミラーとガラスの外壁がなんとも幻想的な風景を作っています。
2階のエントランスも、ガラス張りで中と外が光で繋がっています。
それではマンションの中をご案内します!
入り口のドア、、中が見えてるはずなのに、何が何だかわからないぐらいアーティスティック。
中に入って外を見てみました。
天井や壁のミラーで、もうどこまでが外なのかもわからない超独特の世界観が広がります!
床は大理石とドット調の滑り止めがついた目を引くデザイン。
入り口のドアの右には照明の仕込まれたパーテーションがあります。
実はこのパーテーションの裏は、メールボックスと宅配ボックスになっています。
エントランス全体はミラーや光でひらけた明るい空間ですが、ここは角に隠れるように配置されているので、しっかりとプライベートが守られています。
さあ、衝撃のエントランスルームを抜けて、オートロックの向こう側へ進みましょう!
と言いつつ、今いたエントランスをぼーっと眺めてみます。
気を取り直して奥へ!
やっぱり名残惜しいので振り返ってしまいます。
するとなんだか水中にいるような不思議な感覚。
ミラーとガラス張りの構造が、実際の大きさよりも広がりを感じさせます。
掲示板はディスプレイ型で、今お伝えしたい事がリアルタイムで映ります。
いわばタイムリー。
奥へ進むと、さきほどのサイバースペースとは打って変わって、温かみを感じる自然なブラウン系の木目の壁が広がります。
大理石の床もふわふわカーベットに。
右手奥にエレベーターがあります。
中がわかるディスプレイ付のエレベーターで、セキュリティも万全です。
それではお部屋のある5階のフロアへ向かいましょう!
エレベーターの中は間接照明が凝っていて高級感があります。
両側にバリアフリーの操作パネルがあり、スペースも広いです。
全体に吸音性の高い絨毯が使われており非常に静かで快適です。
それでは5階フロアへ到着しました。
一直線に奥へと続く廊下。
写真は明るくなるように設定して撮影していますが、実際はかなり照明が落としてあり暗いです。
大人の雰囲気ってやつです!
今回ご紹介する506号室は、エレベーターのすぐ横にあるお部屋です。
あれだけワクワクさせられたエントランスを持つマンションには、一体どんな部屋が待っているのでしょう。
2. ドラマティックなメゾネット!吹き抜け巨大窓が最高な『KDX大伝馬レジデンス』506号室◇1LDK(49.2m2)
- 間取り:1LDK=LDK(11.7帖) 洋室(6.5帖)
- 賃料:184,000円
- 管理費:12,000円
- 礼金1ヵ月/敷金1ヵ月
- 開口向き:南東
- 契約期間:普通借家契約(2年)
それではお邪魔します!
お部屋はクリーニング前で、傷などが写ることがありますのでご了承ください。
敷居のしっかりした玄関は広さも充分。
目の前にはいきなり階段があります!
右にはお部屋が一つと、トイレにバススペースなど。
玄関にはシューズボックスがあります。
奥行きもあり、かなりの収納力を持っています。
シューズボックスのすぐ右の狭い空間にもしっかり棚が付いています!
グリーンの消化器が入っています。
それでは奥へ進んでいきましょう!
メゾネットはメゾネットでも、珍しく下に降りていくタイプ!
地下室的なドキドキ感があります!
下の階にはリビングダイニングキッチンがあります。
さて、階段を降りる前に、まずはこの階からご案内させて下さい。
コンクリート打ちっぱなしの壁がなんとも言えない味わいの廊下。
まるで美術館にでもいるような気分になります。
玄関と部屋の間にはトイレがあります。
奥行きがありゆったりしたトイレ。
収納棚もあります。
ロールカバーにもしっかりデザインが施されています。
入り口に専用の手洗いスペースがあるのが面白いところ。
これがまたかわいいデザインなので気分が上がります!
下には棚がありちょっとした収納も出来ます。
いよいよお部屋のドアをくぐるんですが、
左に分かれ道があり、その先はバススペースとなっています。
この廊下、両側に窓があります!!
左の窓はさきほどの地下へと続く階段と、うっすら写る人影。
右の窓から見えるのは窓、、地下1階になっているはずなのに、同じ高さに窓がある!?
と、まあ普通にでかい窓があるわけなんですが、それはこの後ご紹介します!
こちらがバスルームです!
洗面台と洗濯機置き場が見えます。
あとうっすらと人影。
ブラック&ホワイトなデザイナーズの独立洗面台!
トイレの洗面台にも共通する可愛さのあるデザイン!
思わず見入ってしまいます。
下には棚は無いものの大きく空いたスペースがあります。
ブラックの収納ボックスを置けば、洗剤やドライヤーなどもうまく隠すことができますね。
そして実は洗面台の右側一面はガラス窓になっています!
1階の様子もはっきり見えるので、大きな窓からの大量の陽の光と足元を見下ろす解放感がたまりません!!
お風呂の後は、自然と腰に手を置いてしばらく眺めてしまいそう。
そんなわけでバスルームへとお邪魔しましょう!
撮影時は照明が無かったため少し暗くなっています。
浴室には乾燥機がついているので、部屋干しもできます。
ユニットバスは正方形に近いサイズで、段々になっている独特のデザイン。
ブラックの木目調の壁は、高級ホテルのバスルームのようにも感じます。
縦長のミラーに、高さ調節が自由にできるタイプのシャワーが付いています。
シャンプー台も左側にあります。
それではお部屋を出て、奥のお部屋へ!
コンクリート打ちっぱなしの壁もオシャレですが、何よりも日当たりがいいです!
広さは約6.5帖です。
バルコニーから振り返ったところ。
廊下との区切りにはドアがありますが、バスルームに続く廊下との間にはドアがありません。
仕切りが気になる場合は突張り棒でカーテンをかけたりしてもいいかもしれません。
クローゼットもあります。
中に入れるくらい奥行きがあります。
上にも棚があり、たくさん収納できます。
コンクリートの壁側にはピクチャーレールがあるため、
額を飾りたい方や棚をつけたい方にも配慮がされています。
カスタマイズ性が高いです。
室内干しもできるように、ホスクリーンもあります。
それでは、バルコニーへお邪魔しましょう。
大きな窓枠も、見ているだけでとても美しいですね。
お部屋の間取りまんまのバルコニースペース。
普通のバルコニーと比べてエアコンの室外機なども無く、かなりスッキリしています。
そのおかげで壁のデザインが映えます。
手すりが半ガラスの光を取り込む設計なのも面白いですね。
目の前は普通の通りなので景観はそれなりです。
むしろあっち側から見るこのマンションの景観が素晴らしいという感じです。
オフィスビルが連なっています。
高さはこれくらい。
お待たせしました。
それでは玄関まで戻って、下のお部屋に行ってみましょう!
懐かしの階段。
階段を降りると空中に渡り廊下が!
さきほどの洋室からバスルームへの通路です。
ドラマチック!
さあ、こちらが1階です!
今降りてきた階段の後ろにはシステムキッチンがあります!!
そしてバルコニー側がこちら。
大きな窓から降り注ぐ光。
そして角部屋なので、小窓もあります。
2フロアーぶち抜きの窓をご覧ください。
光が「降り注ぐ」のも当たり前ですね、だってこんなに高い窓なんですもの!
当然、左には専用の巨大なブラインドカーテンが付いています。
右の壁も普通じゃありません。
圧巻。
階段まで陽の光が届いています。
メゾネットのお部屋は、キッチンとリビングルームを併せて約11.7帖のスペースです!!
小窓は低く床に近い珍しい配置。
すぐ外は隣のビルになっています。
窓ガラス自体がある程度固定されているため、全開にすることはできません。
こちらも左にブラインドカーテンが備え付けられています。
続いてシステムキッチンをご紹介します。
奥まったところにありますが、全然明るいです。
2口のIHコンロで、お部屋のデザインを損なわないようにすっきりとしたキッチンに仕上がっています。
広めの2口。
IHコンロはこぼしても拭き取りが綺麗にできるので、掃除もカンタン。
換気扇の溶け込み具合も最高です!
すっきり!
すっきりばっかりをアピールしてきましたが、このキッチン、普通に広い!です。
これだけスペースがあればしっかりした調理ができますね。
下部の収納棚は仕切りがありませんがその分大きな物が入ります。
階段の下に、冷蔵庫を置くスペースがありますね。
食器用の棚が欲しい場合も、階段下のスペースを利用しましょう。
デザイン性のある場所なので家具の選び方が重要になるかもしれません。
壁にはエアコンのリモコンの他に、TVモニター付きのインターホンもあります。
これなら急な来客も心配ありませんね。
そして、この奥まったキッチンスペースの上にはさきほどの渡り廊下が横たわっています。
こうしてみると横一面にガラスがあって、かなり中が目立ちます。
廊下のゲストと目が合ったらなんだか照れてしまいそう。
それでは最後にバルコニーをご案内します。
さすがに全部は開きませんので右下のドアから出ます。
さきほどよりも少し広いバルコニー。
しかし吹き抜けのため横の壁が驚きの高さに。
肉眼だと上から下まで全部が視界に入りません!
非常口は、這って出るタイプです。
バルコニーからの眺めは、先ほどのバルコニーとほぼ同じです。
高さが少し低い分、電線も少し近くに感じられます。
バルコニーから窓を見上げたのは初めてです。
普通の窓とはスケールが違います。
白い窓枠が美しいです。
この大きな窓を通して空を眺めながら食事をしたら、とても贅沢な気分になるんでしょうね。
以上でご案内は終了です。
吹き抜け全体にわたる巨大な窓はいかかがでしたか。
お部屋にいて窓を見上げる事なんて普通ないですよね。
もちろんデザインだけではなく、南東向きなので光の取り込みもすごいです。
実用性も兼ね備えています。
そんなリビングスペースを、渡り廊下から見下ろせるというのもまた新鮮。
マンションの独特なエントランスデザインもここでしか味わえない物でした。
日常にとんでもないレベルの刺激を求めている方に、超おススメな物件です!
『KDX大伝馬レジデンス』の押さえておきたいところまとめ
- 2007年グッドデザイン賞受賞のデザイナーズマンション
- ミラーをふんだんに配した、非日常空間を演出する個性的なエントランス
- メゾネットタイプで2階立て構造
- 吹き抜けの巨大な窓は日当たりも最高で唯一無二!
- マンションの部屋なのにガラス張りの渡り廊下がある
さすがグッドデザイン賞を受賞したお部屋でしたね。
デザインについて書いていたらキリがありませんでした。
こだわり尽くされたデザイナーズマンションは、気分がとても高まりますね。
最後までご覧くださりありがとうございました!
最後にこちらの物件の動画をご紹介します!
KDX大伝馬レジデンス 506号室めぐり。
KDX大伝馬レジデンス 506号室からエントランスへ
KDX大伝馬レジデンス 日比谷線小伝馬町駅まで。