
中央区日本橋エリアのほぼ真ん中に位置する人形町。
人形町通りや甘酒横丁に商店街があって、“都心に残る奇跡の下町”といわれることもあるエリアです。
水難や安産の守護神とされる水天宮の門前町としても知られています。
そんな日本橋人形町の人形町通りで2019年12月25日、恒例の催し物「歳の市」がスタート!
しめ縄飾りをはじめとした、正月の飾りを売る露店が多数出店して、にぎわいを見せています。(31日まで)
今年はいったいどんな様子でしょうか?
さっそくレポートしてみますね。
日本橋・人形町「歳の市」とは?
人形町歳の市は、日本橋人形町エリアで年末に開催される年中行事の一つで、正月用品などを販売する露店が集まる市です。
人形町交差点から水天宮交差点まで約400mの区間(人形町通りの一部)に、新年を祝う提灯がともされ、しめ縄飾りなどの正月飾りを扱う露店が通りに並びます。
人形町商店街協同組合は歳の市について以下のように説明しています。
人形町通りに、しめ縄飾りなどお正月のお飾りを売る露店が多数ならび、年の瀬の風物詩となっています。しめ縄は、古い年の災いを閉め出すのと同時に、周囲のけがれを断つために用いられてきました。お正月には家を清めて年神様を迎えるため、門前や玄関前にしめ縄を張るようになりました。(出典)
日本橋・人形町「歳の市」の基本情報
名称 | 人形町歳の市 |
期間 | 12月25日~12月31日 ※年によって異なります。 |
住所 | 人形町通りの一部区間(約400m。東京都中央区日本橋人形町1丁目・2丁目) |
ホームページ | http://www.ningyocho.or.jp/contents/event/index.html |
アクセス | 東京メトロ日比谷線および都営浅草線の人形町駅から徒歩すぐ
東京メトロ半蔵門線の水天宮前駅から徒歩すぐ |
地図 |
|
日本橋・人形町「歳の市」(2019年)

人形町のシンボルとなる「町火消しからくり櫓」
それではさっそく現地の様子を見てみましょう。
露店が並ぶのは、南北にのびている人形町通りの西側。上の写真の「町火消しからくり櫓(やぐら)」が目印です。
このからくり櫓が設置されている側の歩道沿いに正月飾りなどをあつかうお店が集まってるんですね。
東京メトロの人形町駅・水天宮前駅どちらからでもアクセスできます。
しめ縄飾りや玄関飾りをそろえる露店

歳の市の露店
しめ縄や玄関飾りを並べている露店です。

しめ縄
積み重なっている「しめ縄」。正月気分を盛り上げてくれます。
門松や鏡餅を置いている露店

小ぶりの正月飾りを並べた露店
こちらは、ミニチュアタイプの門松など、小ぶりの正月飾りをそろえる露店です。

ミニチュアタイプの門松

鏡餅
海老や鶴などの飾りがついた豪華な鏡餅もあります。

門松
家の前などに置くことで、神さまを引き寄せるという門松です。
乾物や地方名産品の露店も
一方、 通りの反対側(東側)には、乾物や地方名産品をそろえている露店があります。

干し椎茸などを並べる露店
秩父産の干し椎茸「花どんこ」や青森産にんにくを並べている露店です。

とろろやしじみを積み上げている露店
とろろ、しじみ、干柿、干芋などがところせましと置かれているお店もありました。
日本橋・人形町「歳の市」(2019年)まとめ
いかがでしたか?
観光客もいて、にぎわいが感じられたものの、人形町商店街協同組合の関係者によると、露店の数は年々減少。
今年の出店数は、例年に比べて少なめで、10~20店舗の見込みとおっしゃっていました。
なお、「歳の市」は東日本橋(薬研堀)でも開催されます。
2019年の薬研堀の歳の市はこちらでレポートしていますので、ご期待くださいね。